陸上競技を始めると、「どんなシューズを選べばいい?」と悩む保護者の方が多いかと思います。足のサイズはすぐに変わるし、スパイクやトレーニングシューズの違いも複雑…。
本記事では、シューズ選びの基本から、おすすめのメーカー・モデルまでを徹底解説。大切なお子さんが安全かつ快適に走るためのポイントを押さえましょう。
目次
シューズ&スパイクの基本的な違い
練習用シューズ(トレーニングシューズ)
• 特徴:クッション性や耐久性が高く、長時間のジョグやスピード練習に対応。
• 目的:足への衝撃を和らげ、ケガのリスクを減らす。どんな競技レベル・種目でも必須。
スパイク(試合用シューズ)
• 特徴:靴底にピンがあり、軽量化・グリップ力重視。スピードを引き出す構造。
• 目的:グラウンドやトラックでの滑り止め、推進力向上。主に短距離・中長距離・跳躍種目で使用。
• 注意点:クッション性が少ないため、常時履くのは避け、レースや特定の練習時に使用。
保護者向けアドバイス:
いきなりスパイクだけを履いて練習すると足腰に負担がかかりすぎる場合も。まずはトレーニングシューズで基礎走力を養うのが大切です。
保護者が知っておきたい足のサイズ&フィット感
成長期の足のサイズ変化
• 小・中学生の時期は、年に数回耐久性による劣化や足のサイズが変わることも珍しくありません。
• 「ちょっと大きめを買って長く履く」はNG。シューズがブカブカだと足首や膝への負担が増え、ケガのリスクUP。
フィット感をチェックするコツ
かかとのホールド:かかとが安定して動きにくいか
つま先のスペース:指が圧迫されず、1cm程度余裕があるか
甲の高さ:足の甲がきつくないか
保護者向けアドバイス:
試着は夕方以降がベター。足が少しむくんでサイズの変化が出やすい時間帯に合わせることで、実際の練習時に近いフィット感を確認できます。
練習用シューズの選び方:クッション性&安定感が重要
クッション性
• 長距離のジョグや反復練習では、足裏・膝・腰への衝撃を抑えるシューズが必須。
• やや厚めのミッドソール(底)を持つモデルが望ましい。
安定感
• 走行中に足が左右にブレないよう、ヒールカウンター(かかと部分)のしっかりしたものを選ぶ。
• ねじれ防止の機能(トーションバーなど)があると、捻挫リスクを下げられる。
耐久性
• 練習量が多い選手ほど消耗が激しいため、ソールやアッパーの頑丈さにも注目。
• メーカーやモデルにより素材・作りが違うので、口コミや店頭での実物確認が効果的。
スパイクの選び方:種目別のポイント
短距離(100m~400m)
• ピン数・長さ:グリップ力が求められるため、前足部にピンが多く配置されたモデルが多い。
• 軽量性:一瞬の爆発力を生むため、超軽量設計が◎。
中長距離(800m~5000m)
• クッションとのバランス:長めの距離を走るため、極端にピンが硬すぎないもの、かつ軽量性もそこそこ保つ。
• 前足部のフィット感:長時間走行で痛くなりにくいフィットが大切。
跳躍種目
• ジャンプ時の安定感:踏切時に横ブレがないよう、足首やかかと周りがしっかりサポートされているモデルを。
• ピンの配置:走幅跳か走高跳かによって設計が異なるため、競技に合ったピン配置を選ぶ。
保護者向けアドバイス:
スパイクの種類は種目や走り方で変わるので、コーチや専門店と相談して最適なモデルを探しましょう。
おすすめの販売店・購入先
各メーカー公式ホームページ
• ASICS / Mizuno / Nike / adidas / Puma など
• 公式サイトでは最新モデルの情報が最速で確認できます。オンライン限定カラーやキャンペーンも要チェック。
step(実店舗・オンラインサイト)
• 実店舗:実際に試し履きが可能なほか、専門スタッフのアドバイスを受けられます。
• オンラインサイト:豊富な在庫からサイズ・カラーを選べるので、忙しい方にもおすすめ。
• 在庫状況や配送期間を確認して、必要な練習や大会のタイミングに間に合うように注文しましょう。

青森市内のスポーツ店
• 地元で専門スタッフが常駐しているお店を選ぶと、フィット感やサイズ選びをしっかりサポートしてもらえます。
• 実際に足を通してみることで、お子さんの足型に合ったシューズ・スパイクを探しやすいです。
• 地域限定のセールやポイントサービスなどのメリットもあるので、ぜひ活用してください。
保護者向けアドバイス:
特に小学生・中学生は足の成長が早いため、定期的にサイズを測り直し、必要に応じて買い替えを検討することが大切です。地元のスポーツ店なら、店員さんに顔見知りになれるので相談しやすいメリットも。
おすすめメーカー&モデル紹介
(※個人の足型・競技レベルによって合う合わないがあるため、あくまで参考程度にご覧ください。)
ASICS(アシックス)
• 練習用:GEL-KAYANOシリーズ、GTシリーズなど。安定性・クッションに定評があり、種目別のシューズのラインナップも充実。
• スパイク:サイバーブレードなど短距離向けモデルが充実。足幅が日本人向けでフィットしやすい。
Mizuno(ミズノ)
• 練習用:WAVEシリーズ。波形プレートで反発性と安定性を両立。
• スパイク:クロノシリーズ(短距離)、エキデン向けシューズなど。軽量モデルが豊富。
Nike(ナイキ)
• 練習用:Air Zoom Pegasusなど、クッションと反発力のバランスが◎。
• スパイク:Nike Zoom RivalやMaxflyなど、最新テクノロジーを搭載。海外選手やトップアスリートの使用例が多い。
adidas(アディダス)
• 練習用:adizeroシリーズ。軽量でスピード練習に向くモデルが多数。
• スパイク:adizero Prime SPなど、短距離用スパイクが人気。Boost素材を使った中距離向けもあり。
Puma(プーマ)
• 練習用:IGNITEシリーズなど、柔らかいクッションと反発力の両立。
• スパイク:近年、海外スプリンターが使用し注目度UP。軽量かつデザイン性が高い。
メンテナンス&買い替え時期の目安
ソールの摩耗チェック
• 練習用シューズは、ソール(靴底)の溝がすり減ってきたら買い替えサイン。
• スパイクはピンの交換である程度延命可能ですが、アッパーやソールにダメージが大きい場合は新しいものを検討しましょう。
汚れ・湿気対策
• 練習や試合後は、風通しの良い場所でしっかり乾燥させる。
• 中敷きを外して陰干しすると臭いや菌の繁殖を防げます。
サイズの再測定
• 成長期は3~6か月ごとに足のサイズを測定。少しでもきついと感じたら買い替えを検討。
• 大きくなった足に無理やり小さいシューズを履かせると、フォーム崩れや外反母趾の原因になる可能性も。
まとめ:子どもと一緒に試着し、最適な1足を見つけよう
シューズ&スパイク選びは、陸上競技のパフォーマンスだけでなく、足の健康やケガ予防にも直結する重要な要素です。
保護者の方がサイズ・フィット感・用途をしっかり見極めて、選手自身やお子さんが心地よく走れる1足を選びましょう。
イベントや専門店での試着、コーチに相談するのも大きな助けとなります。
ぜひ本記事を参考にしていただき、シューズ選びに役立ててください!
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