3回に分け、昨シーズンUACAに加入してくれた堤選手を特集・インタビューしており本日最終回。堤選手は、青森出身で現在は、神奈川県に住んでおり、神奈川県からUACAの選手として活動していますが、実は彼自身生まれてから耳が聞こえないという障害を持っています。
最終回の本日は、堤選手の今後の展望について聞いてみました。
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ーーそれでは、最終回である本日もよろしくお願いします。今後の展望についてお聞きしてよろしいでしょうか?
はい。よろしくお願いします。
まず今シーズンは、試合に出ないことに決めました。
試合に出ない理由は、基盤を作るためです。
昨年は、砲丸の為の練習ばかりしていましたが、もっと記録を伸ばすためにはどうしたらいいのかと考えた結果、
「短距離や跳躍」
に注力した方がいいのではという考えに至りました。なので、今シーズンいっぱいは、練習に注力し土台作りをしっかり行うという理由で短距離や跳躍中心に取り組む予定です。
展望としまして、
2024年までには、砲丸投で15m出すことです。
また、指導者として選手へ指導する側にもなりたいと思っているので、
コーチライセンス取得することも考えています。それが2022年〜2024年の取り組みかなと考えています。
そして、2025年日本で開催されるかもしれないデフリンピック出場、2026年青森国体出場、日本選手権大会出場を目標に励んでいます。
また、障害の有無関係なく、陸上を通して、
人に「陸上の楽しさ」を
伝えられる選手を目指してます。
ーー短期的な目標や長期的な目標がしっかりしていますね。その中でもこれは最終的に達成したい!という目標はありますか?
目標は沢山ありますよね(笑)
1番の目標は、
デフリンピックで金メダルを獲得することです。
実は、投擲の中でも唯一メダル獲得がないのが、
この砲丸投です。
だからこそ、史上初の金メダルを獲得するしかないと私は思ってます。
むしろ、金メダルを取れるのは自分しかないと思ってます!!
来シーズン以降から、沢山試合に出て記録を残す。
そのために、今シーズンは試合に出ず、基盤作りに注力することに決めたという経緯です。
ーーアツい目標ありがとうございます。ここまでアツくなれる陸上競技、魅力はなんですか?
陸上競技の魅力は、
障害有無関係なく、アツくなれる
ということだと思いました。
サークルに立てば、ハンデなんか関係なくなります。(トラック競技は多少ありますが…)
だからめっちゃアツくなれます。
それが陸上競技の魅力です。
ーーありがとうございます。それでは、最後にひと言いただけたらと思います。
はい。
神奈川住みでコロナ絡みでまだ青森へ帰ることができるず、直接UACAと関わることはできていませんが、UACAの活動を見て、「青森陸上を盛り上げる」という姿勢が伝わって来ます。
僕も、
神奈川でUACAの名を広めれるよう、
練習に励んでいます。
今度、コロナが収まり青森での試合があったら、
「バモス!!」という掛け声をお願いするのと、
UACA関係者に会えることを楽しみに、この神奈川の地で練習励んでいきます!!
【編集者まとめ】
全3回にわたって堤選手へのインタビューを実施しました。
UACAに所属する堤選手の目標・夢が達成できるように、UACAは今後もサポートしていきます。
また、今後もデフ陸上を取り上げていき、普及面で尽力させていただけたらと思います。