競技力を高めるために・・・・・・
何をするべきか、自分には何が足りていないのか。
そういった自問自答をする日々が続いている小学生〜高校生のアスリートはたくさんいると思います。
その悶々の日々があること事態がすでに競技力向上のために必要な時間だと思っているのですが、当の本人は「焦り」や「不安」の中でもがき、少しでも強くなるために必要なことは・・・と苦しんでいるアスリートと今までたくさん出会ってきました。
ある意味で「真面目」であるからこそ、陥ってしまう罠、競技力向上のために何かをプラスすることで強くなろうとする場合に陥りやすい罠です。
もちろんなにかをプラスしていくことも大切なのですが、度を過ぎてしまうと怪我や動きの不具合を生じやすくなってしまいます。
筋力が足りない→筋力トレーニングを増やす
走りがスムーズにいかない→走る量を増やす
跳躍の場合踏切がうまくいかない→踏切練習を増やす
陸上競技で「できない」ことをあげていくとキリがありませんし、それらを改善するために「追加(プラス)」を続けると、心身ともにストレスも溜まり、怪我もしやすくなっていまいます。
なにかをプラスしていくのではなく、今の自分の生活の内容を増やしたりせずに日常の質を高めるのにシフトをしていくことも一つの競技力向上のための方法です。
筋力が足りない→筋力トレーニングを増やす・・・のではなく、
筋力が足りない→練習中の筋力トレーニングを妥協をせずに最後まで全力で頑張るもしくは一回の質を高める…下から早く持ち上げるなど。
短距離の場合スタートダッシュがうまくいかない→スタートダッシュの練習量を増やす・・・のではなく、
短距離の場合スタートダッシュがうまくいかない→上手な人の動きを確認して真似をしてみる。
こういった形でおこなっていくと身体にも心にも必要以上に負荷をかけることなく成長をしていけると思います。
プラスをしていくのではなく、今あるもので今あるものを良くするという観点でおこなっていくと良いと思います。
競技力向上のためにはいくつもの方法があります。
プラスをしていくことだけにこだわらないで色々な方法を探してみてください。
きっと見つかるはずです。