大会でのカテゴリーが上がるほど、
その大会に出場できる喜びがある
反面、
そのカテゴリが上がった大会に出場したが、予選敗退し次のラウンドに進むことができず悔しい思いをして大会を終えること
が多々みられました。
現在、来年のインターハイを目指す選手にも言ったことではありますが、
「指導の段階」から選手には東北大会で短距離種目で例に挙げると、
準決勝と決勝でこの走りやタイムを出すために普段からどのように練習から取り組んでいこうか。
とお伝えしております。
なにが言いたいかと言うと、
どんなに好成績をその大会であげても
その次のカテゴリーで予選落ちという成績であれば
「結果的」に悔しい思いをすると思います。
なぜそう思うのか
実際に、指導している選手のなかには
そういう「悔しい」経験をした選手が今年度たくさんいました。
実際に私も学生の時にも体感したことでもあります。
1番の夢であった『全国大会出場』ではあるが、
いざ出場したが「予選敗退」で終わり。
これで満足できる選手はほとんどいないのではないでしょうか。
『自分の能力を100%出し切った』人でも、少なからず『負けて悔しい』という気持ちはあるのではないかと思っています。
じゃあ、その『悔しさ』をなくすためにどうしたらいいのか。
最近考えていたのですが、正直明確な答えはまだ見つかっておりませんし、多分今後も『これが正解!』というのもないのかなと思います。
なぜなら、指導している選手1人1人にいろんな夢や目標があり、それを叶えるために取り組む時間も違うからです。
『この選手がこのくらい取り組んでいるから、君も同じように取り組もう』というのは違いますよね。
ですが、ある選手の最終目標が例えば『東北大会出場』であり、東北大会出場を決めることができて、なおかつその上のカテゴリーでもある『全国大会出場』ができたとします。
その選手は夢のような嬉しい結果だと喜ぶでしょう。
なぜなら、東北大会出場が『最終目標』だったから。
ですが、全国大会のレベルがどれほどか分からず、全国大会へ出場しレベルの高さに圧倒されてしまえばどうでしょうか。
夢のまた夢である全国大会へは出場できたが。
上には上がいたんだな…。
悔しい!!!
と思うはずです。
『もっとこういう練習しておけばよかった』
なんて選手に言わせてしまえば指導者はより悔しいでしょう。
なので、私は思いますが、
『普段からさまざまな視点から、選手に対して視野を広げさせてあげるのは、指導者の役目』
なのかなと思います。
その話をするタイミングとしても、
毎日されれば選手はウンザリでしょう。笑
ですが、「それを知って取り組む」のと「知らないで取り組む」のではかなりの差があると思っております。
大会での「悔しさ」をなくすためには、
選手1人1人アプローチの仕方があると思いますが、適切なアプローチができるよう日頃からの選手と指導者の関係性を大事にし、まずは選手自身の最終目標へ到達できるように尽力するべき
だと最近特に感じました。